産業機械装置 - 千代田エンジニアリング｜電気設備工事、電気炉・工業炉、電気集塵装置の設計・製作・据付

Technological Innovation & Technical Education

当社は、電気熔錬炉・工業炉のエンジニアリング、建設については創業以来70年を超える実績があります。
この間、1961年から30年間は、ノルウェイのエルケム社と電気熔錬炉に関して技術提携し、自社元来の技術にエルケム社の技術を加え、技術の革新に積極的に取り組み世界最大級の電気熔錬炉をユーザー様に納入いたしております。
この技術提携は、円満に終了し、今は双方テリトリー等の制約はなくなり、当社の活躍分野はアジアから全世界に広がっています。
これらの電気熔錬炉は、今最高の生産性を発揮し、順調に操業しております。

工業炉部門では、新分野、特にごみ焼却灰溶融炉やロックウール製造用炉等に、当社が永年積み上げてまいりましたユニークな技術と経験を活かした製品を開発し、お客様各位のご用命にお応えしております。

電気炉事例

産業機械部の業務内容

大型電気熔錬炉(ゼーダベルグ式電気炉)の設計製作、関係装置機器、部品販売

当社は鉱石から合金鉄を製錬するための大型電気炉のメーカーです。電気炉の直径は15m~20m、電極径は1.5m~最大2.0mになります。日本では電気代が高いため、このような大型電気炉の新設は希ですが、価値の高い製品を製造する大型電気炉は操業が続いています。当社国内納入のフェロニッケル炉、フェロマンガン炉の更新工事、部品の納入は重要な業務です。
海外では電気熔錬炉の新設が現在でも継続的に行われています。当社でも2013年にカーバイドを製造する電気炉をインドネシアに納入しました。インドネシアではニッケル鉱石の輸出が２０１３年全面禁止になった為、自国で電気炉建設が進められています。２０１７年４月にインドネシアの国営会社よりフェロニッケル炉の電極装置製作を受注し２０１８年に納入しました。

人造黒鉛電極を使用した電気炉の設計製作納入

人造黒鉛電極を使った電気炉の設計製作をおこなっています。
この電気炉はゼ式電気炉に比べると小型です。電気炉の直径2ｍ～7ｍ,電極径150ｍｍ～500ｍｍ。
リサイクル設備、ロックウール製造設備用に使用される電気炉です。
リサイクル炉は国内で1990年、2005年、2009年に納入、ロックウール用電気炉は200１年ヨーロッパに2基、2012年東南アジアに1基納入しました。

工業炉の設計製作納入

主に国内向けに加熱装置の納入を行っております。
2017年はトランス製造会社のコア焼鈍炉の移設工事、化学メーカー向け加熱炉の更新工事を受注しています。外熱式ロータリーキルンに多くの納入実績があります。